生後2ヶ月で保育園に入園した娘の話①

子育て

0歳2ヶ月で保育園

私の第一子となる娘は、生後2ヶ月で保育園に入園しました。

保育園に入園することの選択、自分の仕事復帰。

仕事をしているお母さんたちは、さまざまな思いを抱えながら日々頑張っておられると思います。

入園当時、私の周りには2ヶ月で保育園に入園する子どもも、仕事復帰するお母さんもいませんでした。

何が正解でも間違いでもなく、家族の数だけそれぞれのベストがある。

分かっていても、これが自分たちのベストだと信じていても、

「こんなの自分だけじゃないか」

その思いが、ずっと私を苦しめていました。

「0歳 保育園」と検索すると、

「0歳で預けるメリット」「デメリット」などたくさん出てきます。

ただ、メリットデメリットなんて言葉で片付かないのが

母親の気持ちであり育児なんだと、その時知りました。

まだ小さいわが子を預けることに悩んでいるお母さんたちが、もし見てくれていたら

私が選んだ方法を、おすすめしたいわけでも、やめとけと言いたいわけでもありません。

ただ、当時の私がすごく聞きたかった、

「自分だけじゃないよ、こういう人もいるよ」

そんな言葉が届くことを願って、少しだけ気持ちが楽になることを願って

私の体験を書こうと思います。

2ヶ月で保育園入園を決めた理由

生活面と子どもの将来のため

私と夫は、2人ともフルタイム共働きで生活してきました。

夫の収入だけでも、生活することは不可能ではないかもしれませんが

何かあったときの蓄えや、子どもの将来のためにも少しでも経済的に余裕を持たせたい。

その考えは元々持っていたため、

私が完全に仕事を辞めるという選択肢は最初からありませんでした。

ちなみに、住んでいる地域は子育て世帯の多い保育園激戦区。

1歳での入園はかなり厳しいことに加え、4月以降の途中入園は基本的に受け入れてもらうことができません。

保育園に入園が可能となるのは生後57日以降と定められているため、

1月生まれの娘はぎりぎり出生年の4月に入園することが可能なのでした。

0歳ならば、ほぼ確実に希望する保育園に入園ができる。

これが1歳の4月になると、望みが薄い上、

非常勤で勤務している私はちょうど1年後に契約期間が満了となることから

次の就職先が未定の状態で、就職活動をしながら保育園を探すことは

この激戦区においては無謀に近かったのです。

就学前まで、娘が5年間通う保育園。

すぐにお迎えに行けて条件の良い、第一希望の保育園に入園させてあげたい。

0歳での入園ならそれが叶う可能性が高い。

それに私が仕事復帰できれば、経済的余裕もできて娘がしたいことを叶えてあげやすくなる。

そんな思いもあり、0歳で入園することを決めました。

仕事復帰への思い

私は、専業主婦の母に育てられました。

いつも帰ったら母が家にいて、帰りを待っていてくれました。

そのおかげで子ども時代、親がいなくて寂しい、と思うことはほとんどなく

私たちのことをいつも思ってくれた母には、感謝と同時に尊敬もしています。

しかしそれと同時に、私は専業主婦に対する強い抵抗感を覚えるようになりました。

自分に、家以外の居場所がなくなることが怖い。

家が自分の世界のすべてになることが怖い。

家計を支えている夫に逆らえなくなることも、一人では生きていけなくなることも怖い。

今になってやっと専業主婦の大変さ、すごさが私にも少し分かるようになりましたが

当時は、自分たち子どもに母の目が常に向けられていることが、時に息苦しく

父より常に弱い立場だった母や、家の世界に閉じこもってしまった母の姿を見て

「専業主婦の母になること」に希望を見出せませんでした。

一時期は自分が母親になることさえも恐怖に感じてしまっていた私は、

常に家にいることが、子どもにとって100%良いことだけではないと思ったのです。

そんなこともあり、学生時代からずっと「いくつになっても仕事を続けること」にこだわっていました。

看護の道を歩む中で、素敵なママナースの方々にも出会うことができ

私の夢は「働くお母さん看護師になること」になりました。

そして、仕事をしている自分も好きでした。

早く仕事をしている自分でありたい、と思ったことからも、仕事復帰を望みました。

保育園と自宅保育

保育園に行くことで良いことがたくさんある、というのが私の率直な考えでした。

自宅保育で、かけがえのない時間をわが子と過ごすことの素晴らしさも

もちろんあると思うのですが、

たくさんの先生やお友達に、名前を呼んでもらって

いっぱいの笑顔の中で、全力で遊んで

時にはけんかしたり、泣いたりしながらも、多くの人とのかかわりの中でひとつずつ成長していくこと。

そんな、家だけではさせてあげられないことも、たくさん経験して大きくなるのでしょう。

そして、実家が遠いこともあり

里帰りせずに、娘が生まれたときから夫と2人だけで育児してきた私にとって

保育園の先生という、一緒に育児に参加してくれる大人がいることがとても心強かったのです。

そのため、保育園に預けることが不安、という気持ちはほとんどなく

ポジティブな印象が強かったことも理由の一つです。

家族のあり方についての思い

稼いでる方が偉いとか、育児をしている方が偉いとか、

そんなのは全く関係ないと思っていますが

私の場合、夫と対等な立場でいられることが心地良いと感じます。

仕事をしていなかったら対等じゃないかと言えば、そうではありませんが

お互い昼間は同じように外で頑張って

帰ってきて、今日あったことなんかを話しながら

お互い今日も頑張ったよね、お疲れ様!

と言い合えることが幸せだと感じるのです。

私も仕事をしていれば、何かあった時に家族を助けてあげられる。

夫に何かあったとき、いつでも「休んでいいよ」と言ってあげられる。

それが、私の望む家族のあり方であり、支え合いなのかなと思ったり。

そして育児に対しても、同じくらい子どもに関わって、

楽しみも苦しみも感じながら、同じように悩み、もがきながら成長していけたら最高だな、

なんて期待も持っていました。

そんな理由があって、0歳2ヶ月で保育園に入ることを決めました。

次は、保育園に入るまでの私と娘のことについて書こうと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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